肌トラブルを起こしたくない!
2025年03月20日
年明けからあっと言う間に3ヵ月経ってしまいました
三寒四温といいますが寒さと暖かさと花粉の飛散も加わり体調管理も難しい季節な上に肌トラブルも増えます
肌トラブルの原因はまず乾燥から始まります
乾燥を回避するためにまずは乾燥ってなんで起こる?というところから知っていきましょう!
肌乾燥はなぜ起こる?
「毎年真冬には肌が乾燥するからクリームで保湿するけど効果を感じなくなってきた」とお悩みの声は毎日のように伺います
保湿をしてても効果を感じないのは保湿剤を「受け入れにくくなっている」か「足りない」もしくは「肌に合っていない」ことが考えられます
では体に必要な保湿とは何なのでしょうか?
人の体は約60%が水分で出来ています
水分があらゆる形に姿を変えて全身を巡りますが、生命維持に必要な個所が優先され肌の土台までたどりつくころには割合は少なくなります
さらには体に蓄えておける水分量は年齢を重ねる毎に60%を下回ります
冬場は汗をかかないことが多くなり摂る水分量も減る傾向にあるので、摂った水分は冷えて滞りがちな血流を最優先に全身を巡るため肌には十分な量が届きにくくなります
水分量の足りない肌表面は硬くなるため保湿剤が浸透しにくくなってしまうんです

足りないのは水分だけじゃない?
水分が足りなくなって浸透しないなら化粧水を足して保湿すれば解決か!というとそれほど簡単でもなかったりします
使ってる保湿剤を十分な量を使えているか、そもそも肌に合っているものを使っているのかという問題があります
「今お使いの保湿剤は何ですか?」と伺うとほとんどの方は「ボディクリーム」とお答えになりますが
そのボディクリームが肌にどう働くのかは分からないで使ってる方も多いと思います
肌は大まかに4~5層で作られていて地層のようになっています
地層のようになっている肌細胞はタンパク質を材料にコラーゲンが作られ、アミノ酸やミネラル、保湿成分のセラミドなどを含んで作られています
実はこの肌を作っている栄養素が足りなくなると肌荒れや乾燥を起こしやすくなるんです
アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の方はアミノ酸やミネラル分が不足しているなどの研究結果があり、海外ではミネラル分を多く含んだ海水、海泥、温泉水を使用して皮膚疾患を改善する施設が多く作られています
もちろん日本の温泉にも効果があるので温泉旅行で肌がキレイになるのは必要な成分が補われたからかもしれません

保湿剤のテクスチャーのアレコレ
保湿剤のお話をするとよく「どんなテクスチャーなのか分からない」とご相談いただくことがあります
ざっくりと水分量が多い順から
ローション→ジェル→クリーム→オイル→バームとなっています
そしてスキンケア商品は原材料欄で多く使われている順で記載することが決められているので、「精製水」「水」などと最初に書かれていたら水分が多く使われていることになります
また「ピリピリすることがある」という方はエタノールなどのアルコール類やビタミンC誘導体などに反応している場合があります
心配な場合はサンプルで試したり調べるといいでしょう
よく聞く成分のアレコレ
よく見たり聞いたりする成分が何なの?についてざっくりお話します
どんなものを選べばいいか迷い「踵のごわつきには尿素がいいと聞いた」とお使いになっていてずっと使ってるが効果を感じないという場合には尿素の配合率と期間を見直してみるのもお勧めです
「尿素」はもともと肌の中にいる成分でターンオーバーのため角質を柔らかくしてはがしやすくする働きがあり配合率の多いものを長期使用していると肌が弱くなってしまい、ダメージを起こしやすくなっている可能性もあります
「サリチル酸」も同様に角質を柔らかくするために配合されているので、尋常性疣贅(イボ)などの治療でウイルスが患部以外に広がらないようにするなどの目的以外では長期使用はダメージの原因になるかもしれません
スピール膏などに使われ貼ったらふやけた!もサリチル酸のためなんです
「ヘパリン類似物質」は乾燥肌の改善のために皮膚科でも処方されることの多い成分です
血流をよくしながら炎症を抑えてくれる 水分となじみやすく保水してくれるので肌本来のバリア機能も回復しやすくなります
トラブルが続いた肌をまず治す!という時に効果を感じやすいでしょう

トラブル回避には日々の保湿が肝心!
成分もテクスチャーも色々ですがまずは自分が好きかも!と思ったものを使うのが実は1番です
まずは肌に保湿剤を付ける!ことに慣れていくことが大事だと思っています
その中でより大事な肌を健やかにするためにはより効果の出やすい保湿剤をプラスすることが肌トラブルを回避しやすくなります
お肌のデリケートな今の季節にはドクターズコスメのNKクリームがもちろんお勧めです!
どんなデリケートなお肌でも浸透する美容液のようなクリームなので荒れやすいお顔も手もべたつきなくお使いいただけます!
荒れからも守ってくれるのでメイク前のスキンケアで使用してお出かけの際に手にも使うのが1番のお勧めです
今年こそ肌トラブルから大事な肌を守ってあげましょう!
